大統領が議会に対して行うアメリカの政治作用
アメリカの大統領に与えられた権限として、国政のあらを報告し、必要かつ適切な手段を講ずるよう、連邦議会に教書を送付して勧告できる。合衆国憲法第2条第3項の規定に基く。
アメリカの政治では、議会を通過した法案に大統領が反対する場合、拒否権を発動して法案を議会に差し戻すことがある。他方で、大統領には法案を提出する権限が与えられておらず、教書の送付による勧告により議会の立法に影響を及ぼする。
大統領自らは議会に出席しないで、書記官に政府の基本方針を代読させるという慣行は、1801年から1809年まで在位したジェファーソン第3代大統領に始まる。
教書には、毎年1月下旬の年頭に行われる一般教書、10月 1日に始まる会計年度の予算案を提示する予算教書がある。そのほかにも、必要に応じて特別教書を送付することもできる。ちなみに、法案に対する拒否権の発動は、特別教書の形で行われる。
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